イモトさんマナスル登頂成功 -- 小さな一歩一歩の積み重ね

昨晩の日本TVのバラエティー番組「世界の果てまでイッテQ!」の企画で、イモトアヤコさんがヒマラヤ・マナスル(8163メートル)の登山に挑戦し、無事登頂成功したことが放送されました。

今日は、ネットでも「感動した!」とか「無謀だろ」といった様々な意見や、カメラマンが一番凄いとか、視聴率が凄いとか、マナスルでの登山者の死亡率が凄いといった話題で持ちきりです。

ヒマラヤ

どんな小さな一歩でも、踏み出している限りいつかは目的地に着ける

私も家族と一緒に見ていました。

見ていて私が一番感じたのは、「一歩の重み」とか「一歩の凄さ」といったことでした。

登頂目指して最終アタックの日、悪天候の中、一歩一歩前進していく登山隊。空気は薄いし、傾斜はきついし、寒さは辛いし、足元の積雪は歩き難いしと、もう何重苦です。

そんな彼らの一歩なんて、20cmとか30cmくらいしかないんです。その一歩も緩慢な動作で。

それでも8000m超の山頂に到達するんです。

その “一歩” が、どんなに小さな一歩でも、どれだけゆっくりとした一歩でも、前に足を踏み出している限り、いつかは目的地に到着することが出来るんだなって。

辛いから、苦しいからと立ち止まったら、あきらめたら、「そこで試合終了」

番組の中でイモトアヤコさんがこんなことを言っていました。

「私には、三浦雄一郎さんのように『どうしても山に登りたい』というモチベーションは無いんです」

言ってみれば “自分の欲求” から出て来るモチベーションは無いってことです。もちろん、芸人としての意地やプライドや責任感といったものに後ろから押されてというのはあるのでしょう。

どういう言葉にすれば自分の気持ちが上手く表現できるのか分からないのですが、内側から生まれて来る欲求ではなく、例えば「責任」といった外から来る “必要” からだけで、あそこまでやってしまうイモトアヤコさんは本当に凄いなって。

だって、“やらせ” なんて入りこむ隙間もないリアルな危険と、本当に隣り合わせの状況な訳です。逆に言えば、「無理」って言ってしまえばそこで終わることができるんです(そんな簡単な話ではないでしょうが)。

言いたかったのは、イモトさんは絶対に無理って言わないだろうなってこと。言いたくても言わないだろなって。

なぜなら、言ってしまえばそこで終わってしまうから。それこそ、安西先生が言うところの「あきらめたらそこで試合終了だよ」ってこと。

あきらめずに、どんなに小さな一歩であったとしても、その一歩を踏み出している限り、いつかは必ず目的地に到着できるってことを、イモトさんは身を持って知っているのでしょう。

前へ、前へ。やらずに後悔するなら、やってみて後悔した方がいい、って。

そこに行って初めて、次の目標地点が視界に入ってくるんです

もう一つ付け加えて言うならば、今回のように8000m級の山での “一歩” は、そこまで辿りつけるだけの事前準備や訓練があって、初めて踏み出せる “一歩” なんですよね。

あの状況の中で、あの一歩を踏み出せるのは、それまでの努力があってこそなんです。何もしない人が、同じ状況にポッと置かれて一歩を踏み出せるかと言えば、それはあり得ないわけです。

ある状態まで辿りつけたからこそ経験することが出来る一歩。

同じことは、景色にも言えるでしょう。8000mからの景色は、そこに行った人にしか見ることができません。でもどんな人でも、一気に8000mの山に登れるようになることはありません。

1000mの山に登れるようになって初めて、2000mの山に挑戦出来るようになるんです。山の麓から1000m地点は見えても、2000m地点は見えません。1000m地点にたどり着いて初めて次の目標である2000m地点が見えてくるんです。

よく言われる「そこに行かないと見えない景色がある」というのは、次の目標地点も含めての話の様な気がするんですよね。

うーん、なんとなく思うような言葉が見つけられなくて、散漫な文章になってしまったような気がしますが、一番表現したかったのはやっぱり「一歩」の大切さでしょうね。

今の自分が置かれている状況と照らし合わせた時、立ち止まっている限り何処にも行けないんだってことを、改めて改めて自分で確認したってことです。


関連記事
コメント:












管理者にだけ表示を許可する
トラックバック:
トラックバック URL:

http://55life555.blog.fc2.com/tb.php/728-3bb00e57

<< topページへこのページの先頭へ >>