ブライアン・トレーシー 著 『大富豪になる人の小さな習慣術』

今年の本の紹介は、今回が最後になりそうです。その最後に何を持ってこようかと迷いましたが、新しく迎える1年を、素晴らしい1年にするために、「習慣」の本を紹介することに。

ブライアン・トレーシー 著 『大富豪になる人の小さな習慣術』のご紹介。

題名はコテコテ過ぎるような気がしますが(原題の『Million Dollar Habits』の方がよっぽどイイと思うけど)、本の中身は “素晴らしい” の一言。

大富豪の習慣手元にある本は2005年出版とのことで、表紙にも疲れが見えますが、中身に古さは感じません。

と言うか、これ系(自己啓発)の本の中で述べられていることって、不変的な “真実” ですからね。

例えば、1928年に執筆されたナポレオン・ヒル著 『思考は現実化する』(Think and Grow Rich)も相変わらず読み継がれているわけですし。

本書の著者ブライアン・トレーシーも、この分野ではトップクラス。恐らく、後世に語り継がれていくであろう一人。

そんな彼の「習慣」への思いを綴ったさすがの一冊。

あなたの現在、そして未来は、すべてあなた次第。現在あるあなたは、これまでに通過してきた選択、決断、行動の積み重ねだ。生き方を変えれば、未来は変えられる」

その選択はあなたの “意思”によるもの? それとも “習慣” によるもの?

何度も書いていますが、「人生は選択」なんです。「選択」の連続が人生。その選択の場面で、何を選択するかが、すなわち私の、そしてあなたの人生を形作っていく訳です。

楽しかった夏休みも8月半ばまで過ぎてしまった時、あなたはどう考えますか(どういう考えを「選択」しますか)。「あと2週間しかない」と思うのか、「まだ2週間もある」って思うのか。

「8月半ば」という一つの “事実” に対して、それをどう捉えるか(解釈するか)は人それぞれでしょう。細かいニュアンスまで含めれば、その捉え方は無数にあるのかもしれません。

その無数にある選択肢の中から、あなたは自分の “意思” として一つの選択をしていると思っているかもしれませんが、それは単なる習慣の産物にすぎないんです。

そこにあなたの “意思” は入っていません。だから、次の「8月半ば」と出会った時、あなたは同じ選択をする筈です。なぜなら、それが「習慣」によるものだから。条件反射と言ってもいいかも。

問題なのは、その「習慣」があなたの人生にとって好ましいものなのか、あるいは人生の障害になっているものなのかということ。

「あと2週間しかない」って思って、だから早く夏休みの宿題を片付けてしまおうって意識の流れになるのならば、それは有益な習慣なのかもしれません。

あるいは、気持ちが沈んでしまって、折角の残りの2週間を楽しく過ごせなくなってしまうようであれば、もしかしたら選択の習慣を変えた方がいいのかもしれません。

その自分への評価は “事実” なの? それとも “固定観念” なの?

一つの事実をどう解釈するのかという「選択」が繰り返されると、その「選択」は「習慣」になります。そしてその「習慣」をし続けて強固なものにしていくと、そこに「固定観念」が生まれます。

一つの事実に対して解釈の仕方は無数にあるのに、自分の中でその解釈を一つに固定してしまうこと。これが「固定観念」です。

あなたは見たもの(事実)を信じるのではなく、心の中で信じるもの(自分の固定観念を通したもの)を見るのです。固定観念によって形成される先入観の「ふるい」が現実をゆがめ、対象物のあるべき姿ではなく、あなたの望む姿を見せるのです。

そして、固定観念の中でも最もやっかいなのが「自己制限」の固定観念です。

自分には知性もないし、創造性も、人間味も、人前で話す能力も、高収入を得る能力も、目標を達成する力もないと信じて疑わないこと。

それは “事実” ですか? それとも、あなたの固定観念による産物ですか?

あなたは自分が思うような人間ではない。
しかしあなたが「思う」人間像、それがあなたなのだ。

自分が好きだ!

「自尊心」というものがあります。現代の心理学では、自尊心の強さこそが性格の最も重要なパーツであり、生きていく上での成功と失敗、幸せと不幸せを占う手がかりになるとされているようです。

「自尊心」とは何でしょうか? 文字通り、自分を尊ぶ心ですが、もっと簡単に言えば「自分のことをどれだけ好きか」ということです。

自尊心が大事なのは、自分が好きであればあるほど、力を発揮できるようになり、力を発揮できればできるほど、あなたは自分を好きになるからです。

でも、どうすれば自分を好きになれるのでしょうか? 

答えは、「言葉」。自分の性格をコントロールし、自尊心を築く上でもっとも強力なのは、「自分が好きだ!」という言葉を自分に投げ掛けることなんです。

「自分が好きだ!」と何度も口にするうちに、幸福感と自信が強まっていきます。

すべての良き習慣の基礎になる習慣は、日夜、自分に向かってポジティブな言葉を発するという行為です。

人の感情の95%は、頭の中をたえず駆け巡る言葉によって決まるそうです。

私たちの頭は、長い間からっぽのままでいることはできません。だから、前向きで建設的な言葉を詰めこまなければ、頭の中がいつの間にか恐れや心配でいっぱいになってしまいます。

頭の中を、「自分が好きだ!」で埋め尽くしていないと

松本守正さんのワークショップに参加させて頂いた時、その行動力や考え方に圧倒された記憶が鮮烈に残っています。そのワークショップの冒頭で「自分のことが好き」という話をされました。

これは本当に大事なことなんだって。

なぜなら、自分を好きになれない人は、人も好きになれないから。
なぜなら、自分を大切に出来ない人は、人も大切に出来ないから。

シンバルをシャンシャンと叩き続けるチンパンジーのおもちゃを知っていますか。守正さんは、例えば今回のようなワークショップをやっているとき、いつもこのチンパンジーのおもちゃが頭の周りを回りながら、「すごい!すごい!すごい!」って言っているイメージを持っているそうです。

要は、自分を自分で鼓舞しているわけです。

同じことですよね。“意識的に”自分のことを「好きだ!好きだ!好きだ!」って言い続けていないと、多くの人は、“無意識の内に”自分の事を「嫌いだ!嫌いだ!嫌いだ!」って考えで頭を埋め尽くしているのかもしれません。自分なんか「ダメだ!ダメだ!ダメだ!」って。

人が恐れる失敗と拒絶への恐怖。この恐怖と自尊心の強さとは、正反対あるいは反比例の関係にあることが解き明かされているそうです。

自分を好きになればなるほど、失敗や拒絶を恐れなくなる。

自分を好きになればなるほど、行く手をはばむ恐怖や疑念は減っていく。

自分を好きになればなるほど、人から賛成されるか反対されるか気にならなくなる。

自分を好きになればなるほど、あなたの勇気と自信は強まる。


「自分が好きだ!」

過去の選択が今のあなたを作ってきました。そして、今の選択が未来のあなたを作っていくのです。


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