万華鏡用オイルチェンバー改善策 -- スパンコールを折り曲げて

前回、オイルチェンバーを取り敢えず作ってみましたが、思うような出来にはなりませんでした。もう一度反省点を振り返ってみます。
  1. 具が多過ぎた
  2. グリセリンが濃過ぎるかも
  3. スパンコールは容器に張り付いてしまう
1. の「具が多すぎた」のは、ケースの容量に対して8割くらいの感じで入れたのですが、具と具の間に濃度の濃いグリセリンが入り込んで、1割増しみたいな感じになってしまったのが原因。

ただ、最初から具を少なくしてしまうと、万華鏡をのぞいた時、具の無い部分が(映像の中に)入り込んでしまう可能性があるので、出来るだけ多く入れたいという意図はあるわけです。

2. の「グリセリンが濃過ぎるかも」というのは、中に入れる具の形状や量、そしてチェンバーの大きさや形状によって適切な濃度というのが変わってくるように思います。

今回のように、ほとんど質量の無いペラペラのスパンコールが、小さめのチェンバーの中にひしめき合っている様な時は、もっともっと濃度の薄いグリセリンの方が適しているようです。

逆に、比較的大きめのガラス片などが、余裕のあるチェンバーの中で具同士の間にスペースが出来るような状態の時には、濃いグリセリンが合っているのでしょう。

張り付いたスパンコールが場所を移動してくれなくて

さて、3. の「スパンコールが容器に張り付いてしまう」のが一番の困りもの。

前回も紹介しましたが、グリセリンを満たしたオイルチェンバー完成形です。写真右の小さなハート型のスパンコールがいくつも張り付いているのが分かると思います。

チャンバー裏表

薄ーいスパンコールがチェンバーの壁に張り付いてしまうのは、考えてみれば当たり前と言えば当たり前。避けようが無いわけです。

また、スパンコールの “薄さ” が、1. と2. にも悪影響を及ぼしています。1枚のスパンコールは薄い板なので、これでチェンバーの中を満たそうとすると、かなりの量を入れる必要があります。

すると、スパンコール同士が引っ付き合い、塊となってチェンバー内の具の流動性を(その軽さやグリセリンの濃度と影響し合って)妨げるわけです。

上のオイルチェンバーの裏表を、先に作った2ミラー・10ポイントのミラーで覗きこんでみたのが下の映像です。上の写真と左右対応しています。

裏表映像
左側の写真に桃色の円が形成されているのが分かると思いますが、これは最初の写真の左側の矢印で指し示している桃色のスパンコールが作りだしている映像です。

この1枚が本当にしつこくて、どんなに力強くチェンバーを振っても、この場所を動いてくれません。なので、どれだけ回転させても、この映像と似たようない印象の映像になってしまうんです。

「一石三鳥」になるかもしれない “スパンコール曲げ”

改善方法は明確ですよね。
  1. 具を少なくする
  2. グリセリンを薄める
  3. 容器に張り付かないような具を入れる
大きめの具だけで構成するようなチェンバーも試す積りではいますが、光に反射するスパンコールが生み出す映像の素晴らしさも捨て難いんですよね。

でも考えてみれば、スパンコールがチェンバーの壁に張り付かなければいい訳です。それなら、スパンコールを折り曲げてみたらどうかと。

スパンコール曲げ

1個ずつ「面倒くせー!」って思いながら、地道に100個くらい曲げてみました。曲げる作業をしながら思ったのは、この “スパンコール曲げ” は、もしかしたら1. 「具を少なくする」と、2. 「グリセリンを薄める」という2つの改善策を(ある程度)兼ねてくれるかもということ。

曲げることで、スパンコール同士も間を空けることになるので、枚数を減らしながら(形成)体積を増やす事が出来るのと共に、濃度の濃いグリセリンでも具の流動性を生み出せるかもしれません。

もしかしたら「一石三鳥」になるかもってほくそ笑みながら、地道な作業に耐えました。チェンバーに入れて試してみるのが楽しみ。



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