オイルチェンバー制作 -- 障害とワクワクドキドキはワンセット?

前回、取り敢えず何も考えずに、スパンコールとかビーズとかカラークリップ等々、買い集めたものを円形のチェンバーに入れ、そこに濃グリセリンを満たしてオイルチェンバーを作りました。

ところがチェンバーを回転させても、思い描いていたような動きを見せてくれません。

薄いスパンコールがチェンバーの壁に貼り付いたり、グリセリンの濃さと具の多さが絡み合って、うまく攪拌するような動きをしてくれなかったりで、流れるような変化が生まれませんでした。

反省点をまとめてみると、以下の3点になるようです。
  1. 具が多過ぎた
  2. グリセリンが濃過ぎるかも
  3. スパンコールは容器に張り付いてしまう
これらの反省点を踏まえて、再びトライしてみることに。具の量を減らし、グリセリンを水で薄め、スパンコールを曲げることで壁に貼りつかないような工夫をこらしました。

攪拌されずに “移動” してるだけ?

結果はどうだったかというと、これまた失敗です。状況はこんな感じ。

一周回って
チェンバーの縁に貼った赤い三角マークの通り、左回転で下位置から → 90°→ 180°→ 270°→ 360°→ 450° の状態の写真です。

分かり辛いと思いますが、比較的大きめの2つのボール(白いラインが入った黄色とオレンジ色の2つ)の位置関係を見て分かるのは、回転はしているけど、全体の位置関係はあまり変わっていないということ。

極端に言えば、一つの “塊” のまま、攪拌されずに回転だけしている状態なので、ミラー側から覗きこんでも、模様の変化がダイナミックではないのです。

グリセリンの比重と、具材の比重と

この原因はいくつかあるのですが、左上の写真(三角マークが下)を見て下さい。一部の具がチェンバーの中で “浮いている” のが分かるでしょうか。

例えば全ての具が浮いているとすれば、チェンバーをいくら回転させても、具は元の状態を保ったままになります。一部の具が沈むので、上の写真のようにある程度は形を変えているのですが。

因みに、グリセリン(100%)の比重は1.264。プラスチックの比重は種類によって違いますが、ポリエチレンやポリスチレンは1.0以下なので、水でも浮いてしまいます。

比較的比重の大きいアクリルでも1.17~1.20なので、水には沈みますがグリセリン(100%)では浮くことになるんです。これは想定外でした。

やってみないと分からないことって、やっぱり多いなあ。

浮かないまでも重量が軽いことの弊害は他にもあります。左上の起点の写真から90°、180°と回転させた時、具が下に落ちないで上に留まっているいるのが見て取れます。

具の重量がグリセリンの粘性に負けている状態。もう90°回すと全体的に下に落ちてきてますが、その形のまま落ちてきている感じなので、変化に乏しいんです。

人生も同じだけど、障害の無いところにワクワクもドキドキも無い訳で

グリセリンの濃度に関して言えば、今回思い切って30%くらい水で薄めてみました(約70%のグリセリン)が、これだと薄過ぎます。

やっぱり、濃グリセリンは薄めずにそのまま使い、それでもグリセリンの粘性に打ち勝って動き回ってくれるような、それなりの重量のある具で構成するのが一つの回答のように思います。

ガラス材とかが理想的なのかなあ。

もう一つ想定外だったのは、どの具なのか分かりませんが、色がグリセリンに溶け出してきました。グリセリンが微妙に赤く染まってしまいました。これはこれで困った。

とまあ、いろいろと障害は出てくるわけですが、それを頭を使いながら、工夫しながら乗り越えていくのも、モノ作りの醍醐味の一つでもあるわけで。

そこに “奥深さ” が潜んでいるのでしょう。

障害を乗り越えた先に見えてくるであろう世界に胸をきめかせながら、もう一歩前進。



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