ジム・ドノヴァン著 「望みの人生を実現する、単純だけれど重要なこと」

久しぶりに “成功哲学系” の本を紹介しましょう。ジム・ドノヴァン著 「望みの人生を実現する、単純だけれど重要なこと」。

望みの人生を実現する中身的にはとてもオーソドックスな内容で、これ系の本を読めば、至る所に同じような記述を見つけることができると思います。

その意味では、新しい発見を期待出来るような本ではないと思います。ただ・・・・・

同じようなことを以前にも書いていると思いますが、ある本を手にして、買って、そして読むというのは、その本との「出会い」なんだと思います。

ブックオフで、たまたま背表紙の題名に魅かれて手に取ってみた。そこに一つの出会いが生じるわけです。

自分が “探していた” 言葉に出会った時

私の大好きな北村薫さんの「ターン」の中で、主人公の森真希さんが図書館に、ある本を借りに出かける場面があります。そして、その本を本棚に見つけて言うんです。

「待っていたのよ、わたしを」

って。

「図書館の棚に探している本を見つけた時って、よく、そう思う。だって、不特定多数のくるところでしょう。誰に連れ去られたって不思議はない。それなのに、ちゃんといてくれたんだもの」

私も同じような感覚を持ちます。ああ、私と出会うために、ここにいてくれたんだなって。

ただ、ある本を手に取ったからといって、必ずしもその本を買うわけではありませんよね。中身をざっと流し読みし、なんとなく魅かれるところがあって初めてレジに持っていくことになります。

その意味では、本との出会いというよりも、あるフレーズ、ある言葉との出会いなのかもしれません。

そして面白いなって思うのは、その時に自分が置かれている環境だったり、状況だったり、バックグラウンドだったり、要はその時の “心の状態” によって、同じ本を読んだとしても、「出会う」フレーズや言葉は異なってくるということ。

多分、自分が “探していた言葉” を見つけた時、心が動くのだと思います。

今回紹介する本と出会ったのはもう随分と昔のことです。そして、何年かの時が過ぎ、私自身の状況が変わった今、ページを繰ってみると、入って来る言葉が違ったり、同じ言葉でもその受け止め方が変わったなってのをリアルに感じながら読みました。

毎晩、明日の遠足を楽しみにしながら眠りにつく小学生のよう生きたい

ロック歌手のブルース・スプリングスティーンが、ステージの上で思わず叫んだそうです。

「こんなに楽しい思いをしてお金がもらえるなんて信じられないよ!」

どうしたら「人生の目的」が見つけられるか? その答えは、スプリングスティーンのこの言葉の中にありそうです。

自分がごく自然にできること、先ずはそれを見つけてみましょうか。その時、次の3つの質問を自分に投げかけてみると、自分の情熱の対象を見つけやすいかもしれません。
  • 昔からずっと得意だったことはなんだろう?
  • ただ楽しいからしていることはなんだろう?
  • お金は関係なかったらなにをしているだろう?
最近、私自身の “情熱の対象” を見つけたような気がしています。私の場合は逆になりましたが、「これが私の人生の目的」なのかもってことを見つけてから、この3つの質問を自分に問うてみると、どの質問の答えにも当てはまるんです。

ただ、現実的に考えると、3番目の質問の答えがあったとしても、ではそれに向かって突進していけるかというと、「難しい」と言わざるを得ないのではないでしょうか。

以前、この本を読んだ時は、「なるほど、言いたい事は分かるし、正しい道なのかもしれないけど、現実的にはどうなのよ?」って疑問を強く感じていました。

今の私はどうなのか?

正直に言えば、相変わらず疑問符は残ります。「これで食っていけるのか?」ってね。ただ一つ言えるのは、それに向かおうとすることに、自分の “心” が喜んでいるってこと。

大げさに言えば、私の “魂” が喜んでいるってこと。くだけて言えば、ワクワクドキドキしてるってこと。もっと分かりやすく言うと、「毎日が楽しい!」ってことかな。

「こんな風に生きていきたい」って、私の願望の中での大きな一つに、夜、ベッドに入って眠りにつく時、「明日はこんなことをしたい」って、ワクワクしながら眠りたいってのがあります。

毎晩、明日の遠足を楽しみにしながら眠りにつく小学生のように、ね。

自分の「人生の目的」を見つけるってことは、「ああ、そういうことなのか」って、自分で見つけてみて初めて分かったんです。

こういうことは本で読んだからって、“知識” として分かったとしても、“感情” として理解するには、自分で体験してみるしかないですからね。

もしも本当に、「これが私の人生の目的だ!」って確信が持てたとしたなら、それはもう「お金には関係なく」突き進むしかないじゃないですか。

人生で大切なのは、「思い込み」なのかもしれない

「あなたが夢見る人生を思い描いてみよう」という記述があります。例えば、
  • どんな人間関係を望んでいるのか?
  • 自分の健康については? 
  • キャリアやお金には?
  • どんなことを経験してみたいか?
  • 何を手に入れたい?
  • 何になりたい?
こういった質問に、時間をかけてじっくり考え、思い浮かぶことを紙に書いていくのです。あなたが、あなたの人生で手に入れたいモノやコトです。いわゆる「目標」ですね。

「目標を持てば、それを達成したときの気分や、夢が実現した人生の姿を想像するだけで興奮できるはずです」なんて記述があります。

これも、私自身の過去の経験で言えば、「想像するだけで興奮」することはありませんでした。なぜなら、その「想像」にリアリティが無かったからです。

リアリティと言うか、自分がその夢を実現できるという “確信” が無かったということです。確信の無い夢に興奮できるほど私の想像力は豊かではありません。

そして、「私が夢見る人生」を思い描いたものが、以前に紹介した「理想の一日」です。

この記事の中でも書いたことですが、以前は、こういうことを想像しようとしても、自分でもなんとなくウソっぽくて、現実感も無く、従ってディテールなんてかけらも無かったのに、今回は “リアル” に思い描くことができました。

じゃあ、以前の私と、今の私と何が違うのかといえば、(まあ、年をとったとか、少しは成長した?とかありますが)基本的には何も変わっていません。

違うのは、“夢” に対して “確信” を持っているってことだけ。でも、その “確信” が何かに裏付けされているかいうと、そんなものは何も無くて、単なる思い込みに過ぎません。

でも、思い込みだろうと何だろうと、「できる」って思わなければ人は行動しないわけですから、人生で一番大切なのは「思い込み」なのかもしれません。

『銀の匙』のヒロイン御影アキが言ったようにね。

「今は無理でも、そのうち跳べるようになると思う。きっと、ぜったい」


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