ガラスカッターで真っ直ぐ切るためのコツは敢えて傾ける?

前回、100均のガラスミラーを切り刻みながらガラスカッターの使い方を練習したのですが、今回はその練習の最後にぶつかった “難題” のお話。

簡単に言ってしまうと、「真っ直ぐ切れない」ってこと。もちろん、このために買った滑り止め付きのアルミ定規を使い、それに沿って真っ直ぐ切っている積りなのに、です。

アル助表

因みにこの定規、カッターの刃を当てる側の高さは4mmあります。ガラスカッターの金属製ヘッドの中央に位置しているローラーチップ(回転刃)は、ヘッドから約1mm出っ張っているので、このヘッドをガイドする定規の高さ(厚み)は最低でも2mmは必要です。

ところが、この定規の厚みが、ガラスを真っ直ぐに切る際の障害になっているということに、色々と考察した末に気がつきました。

ローラーチップタイプのガラスカッターには “直進性” があるようです

もう一つ、これも要因の一つなのではって疑っているのは、(反対のことを言っているように聞こえるかもしれませんが)ガラスカッターの(あるいはローラーチップの) “直進性” です。

ガラスカッターローラーチップ

前回のカット練習の最後に、定規を使わずにガラスをカットしてみたのですが、カットラインを曲げようとしても直進しようとする力が働いていて、カットラインは真っ直ぐになってしまいます。

もちろん、最初から曲線でカットする積りでもっと力を入れていけば曲がっていくのでしょうが、ちょっとくらいの力で曲げようとしても曲がりませんでした。

これは、ローラーチップがガラスの表面に溝を掘り、その自分で掘った溝に沿って真っ直ぐ進むような力がローラーチップに働いているのだと想像できます。

このローラーチップの直進性を頭の隅に置きながら、大きな要因の一つであろうと思われる “定規の厚み” と “ガラスカッターヘッドの厚み” について考えてみたいと思います。

何よりも、カットしながら刃先(ローラーチップ)を目視出来ないのが元凶

冒頭に「真っ直ぐ切れない」という表現をしましたが、具体的には直線ではなく “弧” を描いてしまうんです。切り幅20cmの切り始めと切り終わりを直線で結ぶと、中心部で1mm近く凹んだり出っ張ったりしてしまいます。

ちょっとデフォルメして描くとこんな感じ。
弧を描くカットライン

この状況を生み出す定規とガラスカッターのヘッドとの関係を以下のように図解してみました。

定規とカッターヘッド
常に(a)の状態になっていれば、なんの問題も無くスッキリ直線でカットできますので、目指しているのは当然この状態です。

ところが、定規とカッターヘッドとが常に接触していることだけに注目して作業していると、例えば(b)の状態になっていたとしても、上から覗き込んでいるだけでは分かりません。

上から見ている限り、(b)の状態でも定規とカッターヘッドとは接触している訳ですから。これが、刃先と定規との接触が常に目視できる普通のカッターならなんの問題も無く修正できるんですが。

どれくらいの影響になるかと計算すると、定規の厚みを4mmとし、例えばガラスカッターが5度傾いていたとすると、カットラインは定規に沿った直線よりも0.35mm外側へと膨れてしまいます。

10度で0.7mm。なんだかんだ10度くらい傾いていても意外と分からないもんなんです。

ここにローラーチップの直進性が加わると

そしてこれに拍車をかけているのが、先に触れたローラーチップの直進性です。

ヘッドと定規とをスクエアに押しつけている積りでも、カット方向に対して微妙に傾いていたりすると、刃は勝手にそっちの方向(定規から離れる方向)へ向かおうとします。

イメージ的には、切り始めから少しずつカッターの刃は外側へと膨れていき、でも常に定規とカッターとを接触させようという力をかけているので、真ん中辺りで今度は逆方向へと方向転換し、最後はピッタリと接触する、みたいな感じでしょうか。

これでも、定規の上端とヘッドとは常に接触した状態のまま(気付かないまま)で可能な訳です。

うーむ、これが(c)の状態になると、上から見ているだけでも分かるので修正できるんだけどなーって考えていたら、いや待てよ、かえって(c)の状態を保った方が直線に近づくのではないかと。

ヘッドからローラーチップの出っ張り寸法は約1mm。これだと、同じ傾き角度でも定規と刃との乖離は、(b)の場合の1/4となる計算です。

尚且つ、(c)の状態ならば、上から見ながら定規とヘッドとの隙間をコントロールする(あまり大きく開かないようにする)ことが出来ます。

ということで、取り敢えず現時点の “コツ” としては、定規とカッターヘッドとがピタッと合うのを目指すのではなく、気持ち的には(c)の状態を心掛けながら、その隙間を出来るだけ小さくしていく、って感じでしょうか。

この感覚を持って、本番前にもう一度練習をしたいなあ。


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