アクリル円盤の端面を何とかして磨きたい

このところ自在錐を使って、アクリル板から色んなサイズの円盤を切り出していますが、何とか端面(切断面)の処理が出来ないかと思案中。

円盤色々

そこそこキレイに切断出来るのですが、どうしてもキリとの接触の摩擦熱で端面が溶けるんです。何て言えばいいのかな、「ちょっとザラッと荒れた感じ」で伝わるでしょうか。

もう一つは、精度の問題。0.1mm単位に近いところで寸法出しをしたいと思うのですが、流石にちょっと難しい。+0.2mmくらいの精度では製作できるので、少し大きめに作っておいて、端面を削ってキレイにしながら寸法の調整が出来ればと思う次第です。

ところが、手作業で真円から外れることなく削っていくのは、ほとんど不可能に近い話。そういうことが出来る工作機械の存在も知りません。旋盤でさえも、素材を掴むのが難しそうだし。

「無いなら作ってしまえ」というのが私のポリシー。

何と命名しようかな? 用途をそのまま名前にすると「円形素材端面処理工具」

平面を手作業で平らに削るのはそれほど難しくありませんが、逆に同じ作業が出来る工具を作ろうとすると、これは難しい。でも、円盤の端面を削るには、素材を回転させればいいだけです。

例えば、丸棒の先に素材を固定して、この丸棒をボール盤のチャックで掴んで、回転させながら横からヤスリを当ててあげれば済む話です。

ただ、センターに穴の開いていない円盤となると、もう一工夫必要です。で、色々と工夫した結果をイメージにしてみたのが下の図です。

円形素材用端面加工機

ボール盤の動力で素材を回転させて、それを横方向からヤスリを当てて削っていくというのは、上に書いたのと同じアイデアで、それを発展させた形です。

ボール盤のドリルチャックで丸棒をくわえ、その丸棒の先端には素材を下方向へと押しつける際の緩衝材として、「ゴム当て」を取り付けます。

チャックを降ろしていくと、ゴム当てがスラストベアリングの上にセットされた素材を下方向に押しつけます。枠のベースに固定されたスラストベアリンは、この荷重を支えると同時に、ドリルチャック⇒丸棒⇒ゴム当て⇒素材と伝わってきた回転を受けます。

枠の上板にはラジアルベアリングを固定し、上下する丸棒の回転を支えつつ、真下に位置するスラストベアリングとのセンター合わせを受け持ちます。

片手でドリルチャックの下方向への押しつけ力を調整しつつ、もう一方の手に持ったヤスリを素材に押し当てれば、楽に、そしてキレイに削れていく筈。

まだまだ改善の余地はあるけれど

当然、対象物となる素材の円盤の中心が、この回転機構の中心と合っていないと、偏心した状態で回転することになりますが、その辺りは微調整を繰り返せば、まあ何とかなるでしょう。

センター軸を合わせる機構も作れなくはないですが、そこまで作るとなるとちょっと大変そうなので、取り敢えずは “手先の感覚” に頼ってみようかと。

あと、懸念点としてはゴム当ての部分かな。本当はもっと柔軟性のあるスプリングを使えるとベストだと思いますが、そうすると機構的に急に複雑になりそうで。

これまた手先の感覚頼りかな。あるいは、ゴム当てを小径の吸盤とかにしてあげるなんてのも、アイデアとしては有りかもしれない。

今回、アクリルの円盤が必要となって、そのための手段を探したら、これがほとんど見つけることが出来ませんでした。円盤を使う場面って、やっぱりそんなに無いのかな。

作り出す工具自体見つけられないんだから、出来あがったものを処理する工具なんて、更に見つけるのが大変なのは自明の理で、まあ自分で作るしかないんだろうなー。

でも、今回考案中の工具って、個人的には昔から欲しいなって思っていたものでした。取り敢えずは簡単にチャチャって作ってみて、有用そうだったら素材の “センター合わせ治具” にも手を伸ばしてみるのもありかもしれない。

こういう自分なりの工具や治具を、「あーしたらどうだろう? こうしたらどうだろう?」って色々と頭を悩ませながら考えるのって、結構面白いんです。

考え出したものを実際に作ってみて、それが思わく通りに機能した時の嬉しさといったら、もう・・・



コメント:
アイデアをいただきました。
よろしければ、ご覧になって、笑ってやってください。
ご迷惑でしたら、削除します。
[2014/07/24 16:24] | にける #Fw4GgpdY | [edit]












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