初めてのスケッチアップ - (3)板材で床を作る

3次元モデリングソフト スケッチアップの使い方を、自分でも学びながら、備忘録的にまとめておこうという「初心者のための初心者講座」第3回。

第2回の前回は、ウッドデッキの床板を作るための板材(105mm×30mm×1800㎜)を作りました。

今回は、この板材をコピーして床を構成していきます。

「移動」ツール(M)を選択し、カーソルを立体の上の持っていくと、その場所によって「エッジ上グループ内」とか「面上グループ内」とか出て来るので、ここは取り敢えず「エッジ上グループ内」のところでマウスクリック。

コピー1

その状態でカーソルを動かす(ドラッグではない)と立体も一緒に動いてきますが、ここで気を付けるのは「緑の軸上」で移動させること(軸に沿って動かすこと)。

コピー2

そのまま適当なところで[Ctrl]キーをクリックすると、コピー状態となって、移動する前の位置にも元の立体が現れます。

コピー4

板と板の間に5mmの隙間を設けたいので、移動距離を110mm(板幅105mm+隙間5mm)として、キーボードから入力してリターンを押すと、コピー位置が確定されます。

1800×1000mmの床を作りたいので、この板材を9枚並べることにします(105×9+5×8=985mm)。

やり方は、先の「110」の入力とリターンに続いて、「*8」と入力してリターン。

コピー5

なんか小さいのでウッドデッキというよりも簀の子みたいになってしまいましたが、取り敢えず床板が完成しました。

次回、床板の裏側に脚を立てていきます。


初めてのスケッチアップ - (2)角材を作る

フリーの3次元モデリングソフトであるスケッチアップの使い方を、ネットの情報を参考にしながら手探りで学んでいこうという「初心者のための初心者講座(?)」第2回。

第1回目は、環境設定とショートカットキーを学びました。今回は、実際に図面を描き始めてみようと思います。

題材はウッドデッキ。試しに小さめなものを作ってみます(床サイズ1800×1000mm)。

今回は、床板を構成する角材作りから。サイズは、105mm×30mm×1800㎜。

長方形を描く

「長方形」ツール(R)で、3軸の原点(赤、青、緑軸の交点)から長方形を描きます(原点に合わせなくても描けるけど、3軸に合わせて置くと、後々作業が楽になります)。

原点付近でマウスをクリックし(ドラッグではなく、一旦、指を放す)、カーソルを移動すると軸に沿って長方形が描かれます。

※スケッチアップの場合、「ドラッグではなく、クリックしてマウスを動かすという操作」が多用されます。

スケッチアップ1

この状態で、「1800,105」(板材のサイズ)をキーボードから入力すると、ウィンドウ右下の「寸法」欄に数値が入り、リターンを押すと 1800×105mmの長方形が描かれます。

スケッチアップ2

プッシュ/プルツールで立体にする

続いて「プッシュ/プル」ツール(P)を選択し、カーソルを長方形の上に持ってくると、その長方形に細かいドット模様が入るので、マウスをクリック(して、指を放す)すると選択状態となります。

スケッチアップ3

そのままカーソルを上方向に持ち上げると、長方形に厚みが出来て立方体となるので、ここで板厚となる「30」を入力しリターンを押せば、105mm×30mm×1800㎜の板材完成。

スケッチアップ4

独立した線と面の “集合体” から、一塊の立体にグループ化する

ここで一旦、この立体を「グループ化」するという手順を踏んでおきましょう。

グループ化していない立体は、それぞれ独立した線と面の集合体なので、作業手順を間違えたりすると、線や面が(意図せず)移動してしまうことがあります。

グループ化することによって、「独立した線と面の集合体」から1つの “塊” とするのです。

「選択」ツール(Space)を選択し、ドラッグして(ここはドラッグ)立方体を囲むように枠を作ると、立方体の線が青に変わり、ドット模様も現れ、選択されたことが分かります。

立方体2

続いて、選択された立体の上で右クリックし、「グループを作成」を選択すればOK。

立方体3

板の模様(テクスチャ)を貼り付けて板らしくする

さて、ウッドデッキの床を作るのにこの板材を必要な枚数分コピーしていくのですが、折角なので木材のテクスチャを貼りつけてみましょう。

バケツアイコンの「ペイント」ツールを選択すると、ウィンドウの右側にトレイが出現するので、そこの「マテリアル」の中からプルダウンで「木材」を選択します。

更にその中から好みのものを選んで、立体の上でクリックすれば木材の出来上がり。

テクスチャ

次回、この板材でウッドデッキの床を作っていきます。


初めてのスケッチアップ - (1)環境設定

裏庭にウッドデッキを作りたいと思い、ざっくりとしたイメージを描きながら大まかな費用を計算したら、これがかなりの金額になりそうな予感が。

となると、お金を出してくれる人(奥さん、他)の理解を求める必要があるわけで、それならキチンとした設計図を描いてみようかと。

フリーの3次元モデリングソフトを探してみたら色々とあるけれど、SketchUp (スケッチアップ)というソフトが操作が分かり易そうな印象を受けました。

このソフト、@Last Software社によって開発されたものですが、その後Googleに買収され、さらにTrimble社に買収されて現在に至るようです。

さっそく、ダウンロード。

スケッチアップDL

ダウンロードが完了したら、インストール。特に躓くところもありませんでした。

図面テンプレート

さて、使ってみましょう。色々な解説サイトを参考にさせて頂き、先ずは使い易いように環境設定を少しいじるところから始めます。

スケッチアップをインストールして最初の起動の際に、「デフォルトの図面テンプレート」を聞かれますが、起動後に変更することも出来るので、その説明から。

上のメニューのから、『ウィンドウ』→『環境設定』の順にクリック。環境設定のウィンドウが開くので、左側の項目から『テンプレート』を選択します。

スケッチアップテンプレート

色々とありますが、取り敢えず「建築デザイン - ミリメートル」を選びました。製作するものの大きさに合わせて、都度適当に設定すればいいと思います(2Dもあります)。

ビューとラージ ツール セットを追加

続いて、ツールセットを追加します。デフォルトでウィンドウの上段に基本的なツールボタンが配置されていますが、ウィンドウの横にもツールセットを配置します。

上のメニューのから、『表示』→『ツールバー』とクリックすると、ツールバーのウィンドウが開くので、ここで「ビュー」と「ラージ ツール セット」にチェックを入れます。

スケッチアップツールバー

「ビュー」にチェックを入れたことで、上段に様々な向きの「家」のアイコンが加わり、「ラージツールセット」のチェックで、横には別のツールセットが配置されました。

スケッチアップラージツールセット

「家」のアイコン(ビュー)は、家の向きが示す通りに斜めからとか、正面、平面等にワンクリックで視点を変えることが出来ます。

また、どちらも移動可能(フローティングもOK)なので、好みの場所に置いて下さい。

ショートカットキー

ところで、ツールを変更するにはツールセット上のアイコンをクリックしますが、主なツールにはショートカットキーも設定されています。

PCで何らかのソフトで作業をする場合、大概はマウスだけで完結してしまうことが多いので、(少なくとも私は)これまでショートカットキーを使ったことはほとんどありません。

でも、このソフトの場合、作業の途中でキーボードから数値を入力する場面が結構頻繁にあるので、マウス操作よりもショートカットキーの方が便利そうな気がします。

ということで、ショートカットキーを紹介しておきましょう。

スケッチアップショートカット

この中でも(特に最初の頃には)下の6つのツールは使う場面が多いかも。

Orbit:モデルを中心にして、視点をグリグリと変更できます
Rectangle:四角を描きます(作図は、先ずはここからスタート)
Move:選択したオブジェクト(エンティティ)を移動したり、コピーしたり
Pan:モデル全体を上下左右に移動できます
Push/Pull:平面の四角を立体にしたりと、とにかく頻繁に使うツール
Select:オブジェクトを囲って選択するためのツール

因みに、Orbit の状態で[Shift]キーを押すと Pan になります。更にマウスホイールを回すと、ズームイン・ズームアウトが出来ます。

なので、作業の途中で視点を変えたい時は、Orbit を選択して視点を変えながら、[Shift]キーとマウスホイールとでモデルの位置と大きさを調整する、みたいな感じかな。

次回、実際に描き始めてみましょう。


ウッドデッキを作りたい -- (1)構想

久しぶりに自分の中でモノ作り機運が高まってきている。それも、今回は結構大物。大きさとか金額とかで言えば、自分史上最大なんじゃないかな。

ウッドデッキを作ってみようかと。

雑草で覆われていた裏庭を業者にお願いしてスッキリさせてもらったんだけど、このまま放っておくと、結構短期間で元の木阿弥になりそうな予感が。

単に草が生えないようにするだけなら、例えば砂利を敷き詰めるとか色々と手段はありそうだけど、折角なら有効活用したいなと。

そこで思いついたのがウッドデッキだったわけです。これなら、何とかDIYで出来るんじゃないかと。

で、ざっくりと測量してみると、以下のような感じ。ヒモを張って、イメージ作りをしてみたら、奥さんからもっと広い方が良いのではという意見が。

HUAWEI

ここでバーベキューとか出来たらいいなってことで、そう考えると上のヒモの範囲では狭いということらしい。

取り敢えず、3m×4mと想定して設計を始めてみようかと思案中。

ただ、ここで一つ難関が。この場所、斜面なんですよね。足の長さを場所によって変えれば問題ないだろうって思ってたんだけど、当初の想定以上に斜面が急だった。

ウッドデッキ高低差

下のレンガ面からすると2m以上の高低差がある。となると、周囲にフェンスを設けないと、やっぱり危ないでしょうね。

土台作りも、斜面だと結構大変そうです。

取り敢えず、ざっくり骨組みを作ってみて、それを置いてみました。

ウッドデッキ土台イメージ

ネット上の製作事例を参考に、束柱の間隔を70cm~80cmで設計してみましたが、束柱の数がこんなに多くなるってことに気付いて、ビックリ。なんと33本。

ってことは、この束柱を乗せる(固定する?)土台も33ヵ所作らなければいけないってことで、それも斜面なわけで、これは想像以上に大変な作業かも。

束柱の数もそうだけど、同時に床板の数も結構な数量になる。例えば、長さ4m、幅100mmとすると、3m×4mの面積を満たすには30本必要になります。

ハードウッド系の木材を使うのがおススメらしいけど、これが結構高い! 1本5000円前後する。5000円で30本とすると、床材だけで15万円かかることに。

当初、材料費だけなら10万円もあれば十分じゃね、って思っていたけど、とてもそんな感じには収まりそうもありません。

ま、30万円まではいかないと思うけど、少なくとも20万円以上はかかりそうだなー。

でも、気分的にはヤル気満々なんで、部材の選定含め、本格的な設計に着手してみようかと思います。


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